メルボルンは世界で住みやすい都市ランキングに何度を何度も,しかも連続で選ばれているのは有名だよね。ランキングの基準として
- 安全性
- 文化
- 教育
- 医療
- インフラ
ということですが今日注目するのはメルボルンの教育について
娘が通っているのは有名な公立小学校ランキング10とかの有名公立小学校ではなくごくごく普通の公立小学校だよ。
日本の小学校とオーストラリア(ここではメルボルン) の小学校の違いについて
私がいるのがビクトリア州なのでここではオーストラリアのビクトリア州について書いてあります。
カリキュラムは?
日本
- 文部科学省の学習指導要領に基づいた目標や教科内容
- 文部科学省より無償で教科書配布
- その教科書を使って授業
ビクトリア州(メルボルン)
- ビクトリア州のカリキュラムに基づいた教育内容「そう州によって違うねん」
- 教科書使わない
- 先生から配布されるカリキュラムに沿ったプリントなどを授業に使う
こんな感じ
授業形態はどんな感じ?
日本
- 先生主体型
- 受け身的?(最近の日本の小学校事情をよく把握してないので違ってたらごめんちゃい)
ビクトリア州(メルボルン)
- 子どもが主役
- ディスカッションメイン(子供たちが考え、意見を言う)
学校への子どもの送迎は誰がするの?
日本
- 子供達だけで集団登校
- 友達や兄弟と歩く
ビクトリア州(メルボルン)
- 基本保護者の送迎(車、自転車、徒歩)
- 仕事で無理だったら、おじぃちゃん、おばあちゃん
学校での昼食は?給食?弁当?
日本
- 給食が基本
- 教室
ビクトリア州(メルボルン)
- 弁当持参(朝の軽食、お昼、午後の軽食と3回分)
- モーニングティ(軽めのスナック、フルーツ、チーズ、ヨーグルトなど)
- ランチ(サンドイッチ、パスタ、野菜スティックにディップ)
- アフタヌーンティー(フルーツやシリアルバー)
- お昼時間は教室から出され外で膝にのせてお昼ご飯を食べる。
- 食べた人から遊べる
- 学校によっては売店や曜日によってはランチを前日までにオーダーしておくと配達してくれるサービスを利用してある学校もある)
日本みたいに可愛く盛り付けたキャラ弁チックな弁当とはほど遠くある意味シンプル!サンドイッチにリンゴやオレンジ丸々一個ドカーン!それにチーズやシリアルバーが入っている感じじ、タンパク質、ビタミンやカルシウムなどの栄養バランスの基本はカバー出来る。
クラスルームの掃除は誰がするの?
日本
- 子供たちがお掃除当番、もしくは全員で綺麗にします
ビクトリア州(メルボルン)
- 子供たちが帰った後に学校から雇われたお掃除業者が掃除にきます。
息子は日本帰国時に体験入学をし日本の小学校は子供たちが自分で掃除をするのに驚いていました。
制服はあるの?それとも私服なん?
日本
- 制服あり
ビクトリア州(メルボルン)
- 制服あり(学校の名前入り)
- 女の子は夏はチェックのワンピーススカート、ポロシャツにキュロットスカートなど選べる
- 夏用、冬用のジャンパーあり(欲しい人はいつでも学校の事務所にて購入可能)
学校で靴は?学校指定?
日本
- 上履き、下履きあり
- 体育シューズなどは学校指定
ビクトリア州(メルボルン)
- 靴を脱ぐ習慣がないので土足
- 小学校は基本好きな運動靴でオッケー
学校に持っていくカバンは?
日本
- ランドセル
ビクトリア州(メルボルン)
- 学校による(学校指定のリュックのとこもあれば自由なとこもある)
息子の学校は指定でしたが娘の学校は自由!プレップで大きなカバンを背負うのは結構大変なので娘は普通のリュックを使用中
学童保育(児童クラブ)は
日本
- 放課後の学童クラブあり
ビクトリア州(メルボルン)
- 学校の就業前(ビフォアケア7:30-9:00)
- 学校の就業後(アフターケア 3:30-6:00)
学校によっては就業前の学童がない場合も。
働く保護者にはこの学童があるかないかで変わってきますよ。
日本にはないけどオーストラリアでみかける あんな事やこんな事
- バディーシステムって何って気になったら→バディーって誰?オーストラリアの小学校バディー システムについて
- 募金(ドールドコインドネーション)金色のコインすなわち1ドル、2ドルコイン
お便りやメールなどの連絡で何の為に使われるか教えてくれます。
- ブレックファーストクラブ
学校によりますが朝ごはんを事情があり食べて来れない子供の為に朝ごはんを食べさせてくれる部屋がある学校もあります。うちの学校はありませんが、その変わり金曜日はフルーツを生徒全員に配ります。
- ESLクラス(english as second langeage )
海外から移住して英語でついていくのが大変な英語を第2言語とする子供の為(大人も)ESLというクラスがあります。学校によってある学校とない学校またその年により今年は開校するかしないかを決定する学校もあるようです。移民が多りオーストラリアの学校ならではの取り組みですね。
おっと!ふーん!おもろい!
- 先生の話を聞くときの姿勢があぐらで座る(足を前でクロスして座る)
- 質問がある時の手の上げ方が五本指ではなく人差し指一本
- 飛び級あり!落第あり!
- 全校集会では校歌じゃなく国歌
まとめ
ところ変われば事情も変わる!日本とオーストラリアの学校は全然違うと思う。
メルボルンは色んな国の人達が生活しているから、みんなと一緒という軸がないし世間体もない。だから子供たちも自分の意見を、周りの人が変に思ったらどうしよう。なんて考えることもなく、堂々と言える。メルボルンの学校はみんな違う=だからお互いを受け止め尊重しようっていう感じかなあ。一昔前の日本だと(私が小学生の時ともちろん日本の教育は変わったと思うけど)「出る杭は打たれる」と言われていたから子供たちは自分の意見を小さいときからはっきり言って,私は子供達を今メルボルンで子育てしていてよかったと思うよ。
個人的には子供主体のオーストラリアの教育方針はいいと思う。