【 蜜蝋ラップ作り方】失敗は嫌!材料と配合、注意点やコツまで徹底解説

使い捨てのラップが身体にあまり良くない』と知り、蜜蝋ラップに興味をもって下さったあなた

でも蜜蝋ラップって市販で買うと結構高いですよね。

 

材料さえあれば蜜蝋ラップはお家で自作することができます。

 

また市販品の半分以下の値段で作ることができます。

 

でも初めて作るときは『うまく出来るかな?』とドキドキしますよね。

 

今日の記事では、蜜蝋ラップをこれから自分で作ってみたいと思っている『蜜蝋ラップ初心者さん』にむけて失敗しないための作り方をコツや注意点などもまぜながら紹介していきます。

 

また、本文では、お家で蜜蝋ラップを作るために必要な材料、そして、配合や適したの選び方などを細かく解説しています。

 

私が初めて自作したときの失敗談も含め、『あなたがつまずきやすいかな~』と思ったとこや『これを知らないと絶対失敗する』と思ったことを徹底的に解説しました。

 

『絶対に私のように失敗してほしくな~い』という思いから、ちょっと長めの記事になってしまいましたが、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。

 

【蜜蝋ラップの作り方】を動画でもまとめました!

5分でコツがわかるのでこちらも一緒にご覧ください♡

蜜蝋ラップの作り方の動画はここをクリック

 

この記事はこんな方へ
  • 蜜蝋ラップの作り方を知りたいあなた

そしてこの記事を読んだ後は

  • 蜜蝋ラップを自分で作る方法が分かります。
  • 使い捨てラップを買わなくなるので節約にもなります。
  • 洗って何度も使えるので、台所のゴミが減ります。
  • 可愛くエコライフを始めることができます。

楽しくエコライフをしながら、お財布にも環境にも優しいなんて蜜蝋ラップは最高ですよね。

 

早速、作り方を紹介したいのですが、その前に知っておいて欲しいことがあります。

 

それは材料選びです。

 

材料選びを間違うと失敗します。

 

作る前にどんな材料が必要で、どんな風に選べばいいのか必ず確認して下さいね。

蜜蝋ラップ作り 楽&大成功のコツは基本の材料4つ

  • 蜜蝋
  • 植物樹脂
  • ココナッツオイルかホホバオイル(私は現在はホホバオイルを使用)
  • 布(オーガニックの綿や麻)

まずは、なくては始まらない!

蜜蝋エコラップを作るのに必要な材料の説明をします。

蜜蝋エコラップに必要な基本の材料は、蜜蝋、オイル、植物樹脂、そして蜜蝋ラップをつくるための4つです。

でも、それぞれの選び方にはコツがあり、知らないで作ると失敗します。

 

私も初めて自分で作ったとき選び方を知らずに失敗しました。

 

なので、それぞれの選び方については順を追って説明していきますね。

 

  • 蜜蝋はどんなものを選べば良いのか
  • 植物樹脂やオイルは絶対に必要なのか
  • 蜜蝋エコラップに適した布地の選び方、厚さや種類について

といった材料を選ぶときの疑問についてもお答えしていきますね。

初心者さんはどんな蜜蝋を選べば良い?

粒状の蜜蝋を選べば楽ちん!!

蜜蝋は固形状と粒状がありますが、初心者さんには粒状の蜜蝋を購入することをおすすめします。

 

固形状の場合は始めに削るという作業をしなければいけないので、時間と手間がかかってしまいます。

 

先に、包丁またはチーズおろし器で蜜蝋を削らなければいけません。

 

そうしないと、蜜蝋が大きい固形のままアイロンにのせても溶けるのに時間がかかってしまうからです。

 

湯煎を使ったり電子レンジで溶かす方法もありますが、容器に蜜蝋がついて洗うのが大変だったり、どちらにしても手間と時間がかかってしまいます。

両方での作り方を説明しますが、初めて作る方でこれから蜜蝋を購入予定の方は、ぜひ、粒状のものを購入してくださいね。

 

またよく『蜜蝋の色の違い』について質問を受けますが、黄色と白い蜜蝋の色の違いについてはこちらの記事に書いてありますので良かったら読んで参考にしてみてくださいね💖

>>>蜜蝋の色の違いについて知りたい方はこちらをクリック!

植物樹脂やオイルは絶対に必要?入れる時と入れない時での違いは何?

(写真は植物樹脂です。)

パウダー状で少しザラザラしています。

ざらめを細かくした感じ

(これはホホバオイル 海外だとJOJOBAオイルと表示)

植物樹脂やオイルなし、蜜蝋のみでも作ることも出来ます。

 

インターネットでレシピを探しても蜜蝋だけのレシピも多いです。

 

でも、実際に作ると分かるのですが、布によっては蜜蝋だけではくっつきが悪いという場合があります。

 

例えば、これは麻で作ったエコラップ

 

写真1は蜜蝋のみで作ったエコラップ

(写真1)

写真でもわかるように、ぴったり感がないんですよね。

蜜蝋だけでは生地が硬くちょっと包みにくいです。

 

こちらは蜜蝋とホホバオイルのもの

(写真2)

布同士が蜜蝋だけのものと比べると少しピタッとしています。

オイルを入れたことで、少し生地が柔らかくなりました。

また、ホホバオイルには抗菌性もあります。

 

肌につけてもしっとりとしますが、蜜蝋だけのものと比べると、手で触った時に柔らかさが全然違うのが分かりますよ。

 

こちらは蜜蝋とホホバオイル+植物樹脂のもの

(写真3)

植物樹脂がのりの役割をしてくれるので、粘着力があり、生地もさらに柔らかくなっています。

もしかしたら『ベタベタする』と感じる方がいるかもしれませんが、それはぴったりとくっついており、ラップの役割をはたしているということになりますよね。

 

なので私のレシピでは、蜜蝋だけではなく植物樹脂、オイル(最近はホホバオイルを使用)を入れています。

 

もし植物樹脂が手に入らないというのであれば、オイルだけでも入れてみて下さいね。

蜜蝋だけの場合よりも、しっとりとして包んだ時のフィット感が違いますよ。

(写真3 蜜蝋、ホホバオイル、植物樹脂のエコラップ)

横から見た方が粘着力があるのが分かりやすいかな?

蜜蝋ラップに適した布地の選びのコツ

実は布選びはめっちゃ大切です。

布選びによって『失敗するかうまく出来るか』が決まってきます。

ここでは、私が実際にテストした色々な布の種類での違いについてお話ししていきますね。

 

ぜひ、私のように失敗しないように、あなたは蜜蝋ラップに適した布を選んでくださいね。

蜜蝋ラップに適した生地の厚さは?どうやって見分ける?

3つの違う厚さの布で検証

使ったのは薄めの生地、普通のコットン100パーセント、厚めの生地の3種類です。

1枚目は薄手の綿

光にかざすと手が透けて見える生地です。

(写真一番上のピンクの水玉生地)

2枚目は普通の綿

一般的に布屋さんにおいてある綿100パーセントと書いてある布です。

(写真、真ん中の派手なお花模様の生地)

3枚目はやや厚めの綿

デニム生地に近い厚さの布です。

(写真、一番下のギンガムチェックのピンク)

3種類の布で実験後、蜜蝋ラップ用に適している布は?

普通の布が一番使いやすいです。

薄手の布では蜜蝋がむらになりやすく、厚手の布だと布がかたく、完成後にラップとして使うには包みにくいことが分かりました。

綿100%でバンダナとかハンカチくらい。

実際の失敗写真つき 薄手の生地と厚い布は失敗しやすい

薄い布は少し黄色い蜜蝋の色が移ってしまいました。

注意

使う蜜蝋の種類やブランドにより色に違いはあります。

綿100パーセントじゃない布(化学繊維が入っている布)は熱で布が溶ける場合もあります。

蜜蝋ラップ用の布を購入する場合はちゃんと表示を確認するようにして下さいね。

参考までにこれはオーガニックコットンのもので柄も可愛いですよ。

子ども用のお弁当やお菓子をいれると喜びそう

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ガーゼや麻、綿 自然素材でもどんな種類を選ぶべき?

ガーゼも薄いので蜜蝋の色がつきやすいです。

私は色んな布で試してみて、オーガニックの綿が一番使いやすいという結論になりました。

 

麻(ヘンプ生地)も良いですが、綿に比べると少し硬いです。

麻の布は先ほどのこれです。(写真上↑)

蜜蝋ラップ布の大きさは?サイズはどんな ものがあると便利?

初心者さんに作りやすいサイズは?

市販品の物を参考にするとだいたいこのくらいの3種類

  • Sサイズ15CMx15CM(写真I、麻のThank earth)
  • Mサイズ 20CMX20CM(写真2.花柄模様)
  • Lサイズ 30CMX30CM(写真3.黒い草の模様)

初めて作るときは1番小さいサイズが作りやすいです。

布が大きいと、アイロン台の上で何度も方向を変えなければいけないからです。

慣れてきてから大きめサイズも作ってみてくださいね。

 

  • 小さいのは野菜の切れ端
  • 中はチーズや子どものサンドイッチ
  • 大は大きめ野菜やパン

などに使えます。

 

イメージがわくように実際の写真をお見せしますね。

 

これは小さいサイズ

子どものお菓子をちょっといれるのに良いサイズ

これは中くらいのサイズ

使いかけのチーズを包んだり、野菜の切れ端を包んだりします。

お茶碗とかお皿の蓋代わりにしたりもします。

(味噌作りに使うとこんな感じ)

一番大きいサイズ

サンドイッチ

大きめの野菜など、わりとなんでもいけます。

食べかけのスイカだって

くるっと包んでこの状態で冷蔵庫で保存します。

ママ友との集まりにおやつをもって行くときも便利です。

おやつを真ん中に入れて

くるっと丸めて

包んだ状態です。

蜜蝋エコラップに使う布はオーガニックか普通の布?

これから用意するのであれば、絶対オーガニックの布の方ががいいです。

コットンを栽培するには大量の化学肥料と農薬が使われているのを知っていますか?

綿を作っている畑が世界中の耕作地の2.5%しかないのに、世界中の殺虫剤の16%、、農薬全体の7%をしめるほどです。(コケビー調べ)

あなたの健康のためにも、オーガニックコットンを選びましょう。

コットン製造の知られざる事実

世界のオーガニックコットンの生産量

コットンを作る人はたくさんの農薬を浴びながら作っています。

農薬を浴びながら工場では洋服を作らせています。

そして、私たちは農薬たっぷりの洋服を来ているのです。

私たちの知らない綿の生産事情は思っているより酷いんですよね。

 

オーガニックコットンは普通の綿よりも育てるのに手がかかります。

だって農薬を使わないで大事に大事に育てるのですから。

その分、人件費もかかるし値段は普通のコットンよりも高くなってしまいます。

 

でも、オーガニックコットンを使うという選択は

  • コットンを作っている農家の方の健康を守る
  • 製造過程で働く労働者の安全を守る
  • 買い物する私たちの健康を守る
  • 私たちの生活する地球の環境を守る

ね、私たちのところに返ってくるのですよ。

そして、蜜蝋エコラップは食べ物を包むのですからなおさらですよね。

ぜひオーガニックのコットンを選びましょう!

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蜜蝋エコラップを作るのに準備するもの

固形状の蜜蝋の方のみの下準備

粒状の方をお持ちの方はここの作業はスキップしてくださいね。

(楽ちん!楽ちん!)

固形状の蜜蝋からエコラップを作る時は準備する作業が少しだけ増えます。

固形状のものは大きいので溶けるのに時間がかかってしまうからです。

 

例えばお菓子作りでもチョコレート1枚レンジに入れるのと、粒状のチョコレートを入れるのでは、トロトロときれいに溶けるまでの時間が違いますよね。

 

蜜蝋を溶けやすくするために先に小さく削る作業をしましょう。

 

固形状の物も小さくするために必要なのは

  • まな板と包丁
  • もしくは、チーズ削り器

蜜蝋を使うと取れなくなるので蜜蝋専用を用意しましょう。

 

固形の物は思った以上に硬いですから固形を使う方は手を切らないように気をつけてください。

それ以外に準備するものは同じです。

  • 布を自分で切る場合はよく切れる裁縫用はさみ
  • アイロン台(ない場合はある物で代用可)
  • アイロン
  • 新聞紙
  • ベーキングペーパー

蜜蝋エコラップの作り方(アイロンを使うための下準備)

さあ、お待たせしました。

ステップ1 まずは、布を裁断します。

既に裁断済みの布を購入の方はここはスキップしてください。

ステップ2、アイロン台を用意して下準備

アイロンを余熱にしておきましょう。

MEMO

アイロン台がない方(私も含め)はまな板(何でも代用できるもの)に要らないバスタオルを敷き、その上に新聞紙,その上にベーキングペーパーを敷いて準備しておきましょう。

アイロン台代わりになるものを準備してね。

新聞紙を敷きその上にベーキングペーパーを敷きます。

ここまでやっておいてくださいね。

蜜蝋エコラップをつくる下準備チェック

☑布を好みのサイズに切る

☑固形状を使う方は蜜蝋を削る

☑新聞紙、ベーキングシートの用意

☑アイロン余熱

蜜蝋エコラップの作り方の手順

  1. 蜜蝋のみ(みつろう100パーセント)
  2. 蜜蝋と植物樹脂(1:0.5の割合)
  3. 蜜蝋、植物樹脂、ココナッツオイル(1:0.5:1の割合)

の3パターンで実験しましたが、

最新版の改正レシピはこちら ↓ ↓

  • 粒状の蜜蝋を使う
  • 小サイズ1枚分のレシピ(15cmx15cm)
  • 蜜蝋10g
  • ホホバオイル2.5g
  • 植物樹脂 パラパラふりかけるだけ

枚数を重ねるごとにベーキングシートに蜜蝋が残るので回を重ねるごとに必要な蜜蝋の量が減ってきます。

固まると綺麗に剥がれるので、また布の上にのせて再利用しちゃって下さいね。

削った蜜蝋を布の上に均一に散らしていきます 。

まんべんなく、均等に蜜蝋をまいていきますが、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

植物樹脂やホホバオイルを入れる方はここで一緒に入れます。

 

蜜蝋をかけた布の上にベーキングシートを被せます。

蜜蝋がアイロン台とアイロンに付かないように、布の上、布の下と両方にベーキングシートを置いて挟みます。

アイロンで押すと蜜蝋が広がり、はみ出ることがありますのでベイキングシートは必ず布よりも大きなサイズを用意しましょう。

注意

アイロンに蜜蝋がついてしまうと、洋服にアイロンをあてる時に服か汚れてしまうということがあるので、このステップは忘れないで下さいね。

『なんだ!このベタベタは?』

ってパパのシャツについたら怒られちゃいますからね。

 

低温から中温でアイロンをかけていきます。

 

一か所で10秒くらいおさえる感じで少しづつ移動。

 

アイロンをかけていくと、少しづつ蜜蝋が溶けていくのがわかります。

 

色が濃くなっているのが蜜蝋が溶けていったところ

↓ ↓ ↓

蜜蝋が布全体に溶けたら完成です。

蜜蝋ラップを外すコツは反対の手でベーキングペーパーを勢いよく外すこと

ベーキングペーパーから外してみて、蜜蝋が塗れていない箇所があったら上の作業を繰り返します。

最後は自然乾燥して乾かします。

蜜蝋はあっと言う間に乾きますから外に干さなくても室内でも大丈夫。

手に持ってパタパタするだけでもオッケー👌

MEMO

続けて作っていくうちに布からはみ出た蜜蝋が出てきます。

蜜蝋が固まったらきれいにベーキングペーパーから外れます。

集めるとまた小さいサイズ1枚くらいは作れるので再利用してください。

蜜蝋ラップに入れる材料はどこで買える?

 

送料無料 蜜蝋50g 未精製 (ミツロウ みつろう ビーズワックス イエロー/黄) 粒状  楽天ショップはこちらから

送料無料  楽天で人気のホホバオイル(未精製)20ml はこちら 

オーストラリアではEbayでも買えます。

 

蜜蝋エコラップの失敗経験談

私の失敗談もお話ししますね。

失敗原因1 蜜蝋とオイルの温度差による色むら

ココナッツオイルと蜜蝋の溶ける分岐点が違うと思い、ココナッツオイルだけを湯せんで溶かし、ココナッツオイルの余熱で蜜蝋を溶かそうと思いました。

それが大失敗、、、

蜜蝋は完全に溶けきれず、植物樹脂と蜜蝋は混ぜてしまっていたので、均一さにむらが出てしまいました。(涙)

アイロンで溶かしたのですが、初めに均一に混ざっていなかったのが原因ですね。

色ムラができました。

なので、、、、

失敗から学んだ解決法

蜜蝋は粒状のものを使い、アイロンで溶かしてから、

オイル、植物樹脂をかけてアイロンで伸ばし均一にする。

そして今現在はココナッツオイルを使用せずホホバオイルを使っています。

失敗原因2 使用した水性ペンが蜜蝋ラップに色移り

無地の布に娘がお絵かきしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しく娘が書いてくれて二人でアイロンかけたんですけど、水性ペンだと果物を包んだ時に色がついてしまいました。

悲しい結果に。

後で良く考えれば分かるですが、その時は深く考えていませんでした。

水性は水で色落ちします!!

解決方法

フードペンという便利なものがあるのでそちらを使って下さい。

食べ物を包むのですから食用が安全。

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蜜蝋ラップの作り方をなるべく分かりやすいように今日は解説してみました。

 

せっかく身体にも安心な蜜蝋ラップを作ったのですから、これをきっかけに健康や安全のためにオーガニック野菜に変えてみるのも

いいですね。

安心なオーガニックの宅配をみてみる。

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今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。